次世代エネルギーの考え方
今日はパナソニック リビングフェアの業者向けのセミナーがありまして行ってまいりました。
東京工業大学の柏木孝夫教授のお話で、「次世代エネルギーとスマートコミュニティ構想」というお題。
やはり太陽光発電による、電力を作る話がカギになるのですが、要はこれからの住宅は「省エネ」から「創エネ」の方向になるというお話です。
現在も太陽光を載せれば、電気を家庭で発電し、売電という流れで電気を作っているわけですが、今後これがどうなるか。
実は売電も現在太陽光を載せた方々には、期限を決めて保障されていますが、今後2015年には売電の契約もなくなるとか。
そうなると、日中余分に発電しても、垂れ流しというか、使わないと無駄になってしまう可能性があります。
ですので、スマートグリッドとか言って、各家電機器に通信制御機能が加わり、たとえば深夜でなく、日中の太陽が出ていて電気が余るときにエコキュートでお湯を沸かすとか、自動制御を行おうというもの。
それでも余るかもしれない電気は、電気自動車に貯め込む。
この電気自動車で充電した電力というのは、家庭の電気2日間持つくらいの大きな容量があるとか。
また、電力の売買が自由化されることで、この自動車に積んだ電気をたとえばスーパーマーケットの充電スタンドに行って売電が出来るようにもなるそうです。
ですので、将来は「創エネ」つまり電気を作れる家というのが、キーポイントになってくるそうです。
それ以外に、各家庭が電気をどのように使っているかが、集中管理できるため、異常な電気の使い方をしている家がチェックできたりする。
このことを利用して、新たなサービスも生まれてくる。こういう様々な要素を需要と供給を含めて快適にマネジメントすることを「スマートコミュニティ」と呼ぶようです。
(言葉足らずなどありましたらゴメンナサイ)
でも、そういう流れが次世代に向けて考えられているんですね。感心しました。
FPの家もゼロエネルギーに持っていく以上に、高断熱による省エネで、より多くエネルギーを生み出せる性能を持った家としてアピールしていきたいものです。