土舗装しました
今日は、OBのお客様宅で、「土舗装」というものを施工させていただきました。
土で固めた昔でいう「たたき」のようなものです。
せっかくなので、施工の流れをご紹介しましょう。
当初、歩道と玄関ポーチの段や花壇の隙間の部分に、南条砂利を敷き詰めて仕上げていたのですが、雨で土砂が流れてきて、ほとんど土で埋まってしまっています。
これを、3cmくらいの深さで掘りました。
土舗装にもいくつか種類があるのですが、今回は色と機能面を考えて、セメント成分の多めのネオハーデンサンドというものを使いました。
スコップで軽く入れていきます。
足で踏み固めていきます。
もう一度、粉を足してからコテでならし、最後に柔らかい刷毛で撫でてあげると、きれいに仕上がります。(写真の上のほう)
これに水を撒いたら完成ですね。水撒きは1回目柔らかいシャワー状でかけます。その後30分後くらいに、今度はたっぷりかけてあげます。
今回は、夏ということもあって、午後からもお客様に水を掛けていただきました。写真はまだ乾ききっていませんが、よく乾いてから周囲をきれいにお掃除する流れになります。
このたびこの土舗装を、材料だけ買って施工する予定でしたが、初めてなので施工指導をしてくださると言って、美浜町の北山建設さまが、わざわざ現場にお越しいただき、無償で作業を手伝ってくださいました。誠実な会社さんです。ありがとうございました。
この土舗装は、雑草が生えてしょうがないお庭に施工したり、駐車場にも厚みを増せば使用可能ということです。
コンクリートと違って浸透性があり、補修もまた同じ材料を使って簡単に治せて、しかも目立たないとのこと。メンテナンスもしやすそうです。
保水性がある分、家の周りに施工しても、照り返しの暑さというのも防げる利点があります。人にも環境にも優しい舗装材料ですね。これから使っていきたい材料です。