山小屋を見てきました。
今日は、午前中現場打合せ。その後設計作業。午後はちょっとお休みをいただいて息子も見たがっていた、建築家の中村好文さんの小屋の展示を見に、金沢の21世紀美術館に行ってきました。
中庭に実物が作られています。こんな機会は逃せませんよね。
正面のウッドデッキと大開口の窓です。
窓は引き戸で、こんな風に外に飛び出てしまうんですが、出てはダメって決まりがあるわけじゃないですからね。
室内空間は、小さくても実に快適さを感じさせる空間です。
小屋裏物置があったり、照明のペンダントの吊り木が動かせたり、錘で上げ下げできる工夫があったり・・・。
奥にはキッチンがあり、勝手口があります。
トイレ、シャワー、洗面もあります。
ちょっとしたクローゼットも。
太陽光と風力発電。それに雨水利用の水道システムも計画された、自給自足的な建物になっています。
いかに小さくして、それでも事足りるという、究極の山小屋の設計ですね。
贅沢を突き詰めたのではなく、質素で簡潔で、なおかつ、なんとなく心豊かになれそうな、そんな建物でした。