遊動の家 紹介
今日は、朝一現場打合せ。その後お客様宅メンテナンス。午後はリフォーム現場の養生作業。その他は設計作業を行いました。
さて、今日の写真です。
こちらは、「遊動の家」のダイニングキッチン。家族の食卓という感じではなくホームパーティーを開く雰囲気になっています。
今回の建物は、三越伊勢丹と建築家の谷尻誠氏と吉田愛氏のコラボで、リノベーションという形でこんなデザイン提案はいかがというもの。
住む人のイメージは、定住する人々ではなく、仕事で常に移動している人が対象。ホテル住まいよりもうちょっと贅沢な空間に身を置き、知人を招いてパーティーを開いたりも出来る場所という感じでしょうか。
こちらは、和室ですね。建物の中の土間を通して入っていきます。
和のしつらえも、上質ですね。素材の種類を極力減らしてシンプルに、でも高級感を出しています。
障子もここは全面ガラスになっているんですね。普通は透明にしないから、新鮮さがあります。
こちらは、のれんをくぐって入るのが、粋な雰囲気の浴場。
縁側にお風呂があるみたいないい感じです。
引戸の溝が、板に直接掘ってあって、現実的ではないですが、スッキリして見せらてれおります。
こちらは寝室です。観葉植物でも、外部の樹のように感じられます。
寝室の窓際にカウンターとなっていて、やはり外を眺めるような雰囲気になります。
縁側は、鉄のアングルでシャープに見せています。かっこいいですが危ないから、ここは角に靴を置いてあるんでしょうね。
キッチンの棚はオープン。むしろ見せてカッコいい食器を置いて、生活を楽しむ感じですね。
キッチンはモルタル仕上げで、ステンレスシンクがきれいに埋まっています。実際にやるとひび割れてきたり、モルタルも変色して気遣いなものですが、とにかくカッコいい。
キッチンの壁は左官の味のある仕上げ。これも真似したいですね。
素材と色を極力シンプルに抑えて、置いてあるものは、三越伊勢丹で置いてある高級品というような感じで、つい現実を離れてあこがれを感じる建物でした。