凝縮と解放の家 紹介1
今日は午前中リフォーム現場養生作業。午後は花堂の現場で作業でした。
さて、今日の写真です。
こちらは、LIXILと建築家の坂茂氏のコラボ作品です。とても特徴の多い建物なので、2回に分けてご紹介します。
こちらポーチ部分の屋根が広く水平に突き出ています。
床もセメント板を敷き詰めて水平ですね。
右手にエントランスがあって、左側の板張り壁の部分。ここが実は部屋ごと外にスライドして引き出せるんだそうです。内部を広く使いたいときのためだそうです。
エントランスのドアは、取っ手が無いですね。
内側は板の一部が押されるとロックが外れる仕組み。
外側もスリットの中に、レバーが隠れていて、ロックを外すようになっています。
これは実際に商品化されると面白いですね。
エントランスに入ると間仕切り壁に、板氏が設計でよく使われる紙パイプを使った壁が見られました。
実際に見ると、思っていたより丈夫そうです。
端部の納まりも手が込んでますね。これを作ってと言われると大変ですが。
一見、集成梁の構造かと思いきや、紙のハニカムボードを合板で挟み込んで作った構造材です。
軽さと強さを兼ね備えたものですね。
エントランス横の寝室スペースです。ここが外に引き出せるとか。
寝室の上はロフトスペースでしょうか。はしごとかは用意されていませんでしたが。
見学していたら、窓が開き始めました。
水平まで上がり切りました。
外に出て写すとこんな感じです。
大開口の右側は、スライドして回転して側面に納まるようです。
LIXILさん、こういうの実用化するんでしょうか気になります。
この建物の屋根と外壁は、テント生地で出来ています。張替も出来ます。
板氏は、仮設住宅で活躍された方なので、構造を軽くすることや工期を短くする工夫、さらにローコストなど、発想に思いやりがある方だと思います。
明日は、内部の設備のご紹介をします。