ごえん
今日は、オフをいただきましたが、午前中ちょこっと設計作業。
午後は、コミュニケーションディレクター・アートディレクターの森本千絵さんの講演会を聞きに、次男と妻とで、アートラボふくいに行ってきました。
こちら、福井工業大学のデザイン学科の主催で、卒業制作展と合わせての企画で、学生さん達の作品も見てきました。
森本千絵さんは、Mr.Childrenのアートワークや企業広告をはじめ、映画や舞台、動物園や保育園の空間ディレクションなど、さまざまな分野で活動している方です。
次男も昔からこの方を尊敬していて、そのため出身である武蔵野美術大学を目指した部分もあるので、今回お話を聞ける機会を得て、とてもありがたかったです。
飾らない気さくな方で、今時のCGでごまかす仕事ではなく、とにかく実写にこだわって、本物を造っていらっしゃいます。妥協が無い方ですね。
大手広告会社の博報堂で大きく活躍されるのですが、金沢で出会った一人のおばあちゃんの一言で、独立に踏み切るエピソードがとても共感をおぼえました。細かくは長くなるので書けませんが。
広告という仕事は、人と人との「ご縁」をつなぐ仕事だと。
それがひとつの想いとなって、その後会社を辞めて「goen」という会社を作られるきっかけとなったようです。
「ご縁」という言葉を大切にしている点が、とても共感する部分です。
私も会社員の時に、数をこなすことばかり求められて、品質を維持できなくなる状態がとても心痛となりました。
ですので、本当に大切なお客様とのご縁を、大切にするために、あえて独立したものです。
脱線しましたが、この「人を大切にする気持ち」を持って仕事をしている森本さんは、間違いのない方だと確信しました。こういう方を次男が憧れていることにも安心をしました。
講演会を出ると、青空が見えて、本当に清々しい気持ちになれました。