富山県美術館
今日は、お休みをいただき、東京から帰省中の次男のリクエストで、富山県美術館に行ってきました。現在、「サインをめぐるアートとデザイン」という展示を行っています。
建築家の内藤廣氏の設計による建物で、これがすばらしく良かったです。
アートとデザインを切り口にした展示を目指した美術館として作られたもので、一般的な美術館とはいろんな面で違うなと感じました。
建築屋が見ても、素材や納まりの面白さが随所にありました。室内はあまり写真撮れませんでしたが。
空間の見え方が計算されていて、実に絵になる感じです。
一般開放されている部分が多くて、この屋上の広場は、朝8時から夜の10時まで自由に解放されています。
向こうに白山連峰が見えて、これはまた晴れた日にリベンジして見に来たいですね。
隣に見える富岩運河環水公園です。とても広くて立派な公園です。
屋外の展示物です。
室内にもデカいのがいました。
カプセルホテルで有名なナインアワーズの展示もありました。こちらは、息子が武蔵美で授業を受けている柴田文江先生のデザインによるものです。
直上が部屋ではなく、ずらすことで、階段の上り下りもしやすく、実に機能的なデザインです。
色部義昭氏によるデザインで、大阪のメトロの看板ですが、「M」の字が螺旋になっていて、横を向くと大阪の「O」の字になるというデザインです。
館内の至る所に展示があって、迷路のように歩いていくのですが、それぞれの場所にちゃんと見て回れる動線も出来ていて感心しました。
金沢の21世紀美術館も、多くの場所を市民に開放していますが、この美術館も同じく館内が開放されていて、自由に見て回れる感じです。
そういえば富山のガラス美術館もかなり開放されていましたね。こういう文化的施設が、福井にも欲しいところです。