家づくりについて
今日は、10時からお客様来社打合せ。話し込んでしまって13時近くになってしまいました。最初の質疑事項に半分くらい使ってしまったかな。でも大事なことですからね。
家って、車みたいに完成した同じ商品があるわけではないので、難しいですよね。
ましてや、当社みたいに注文住宅で、これまで建ててきた建物も、どれも違いますし、参考にしてもらうのも難しいところです。
家を売りやすくするためには、標準化して、規格プランを作ってしまうのが近道なのですが、そういう創り方に私が気持ちが向かないのが一番の原因かもしれません。
どうしても、お客様それぞれに個性があり、好きなものも違うし、こう住みたいというのもあると思うと、その内容を聞いて、それに合わせて考えて作りたいと思います。
ただご要望は、とりあえず全部お聞きしたいのですが、全部叶えるのが最良というわけではありません。そこを、まとめる部分はプロにお任せいただきたいのです。
あれこれ、お客様の言うとおりにして作る工務店の建物が、あまりにひどくて、目も当てられないというのを見てきました。
何もかも詰め込んだ設計が、メリハリのない、どこも良いところが無く、つまらない作品になることが多いのです。
一番ポイントとなるメインの部分を素晴らしく作ったら、それ以外は案外、我慢するほどでもないくらいになるものです。
テレビでも、芸能人の立派なお宅が紹介されることがあって見ますが、良いものは全然ないですね。お金を掛ければいいわけではないですね。
人に見せるために作るわけでもなく、やはり住む人が、いかに気持ちよく過ごせる空間にするかが設計のポイントですね。
お住いになる、ご主人が、奥様が、ホッとできる空間であることが、大切ですね。