ベーシックなものを
今日は、設計作業と見積作業。午後からお客様宅で小作業。その後松岡の現場で、ユニットバスの施工確認と、床養生作業。夕方にリフォーム工事打合せでお客様宅訪問でした。
昨晩に、玄関ドアが開かなくなったというお客様があって、すぐに訪問。
今は製造されていない、セーレンの木製玄関ドアのハンドルが動かなくなっていました。
どうにもこうにも動かなくて、その日はあきらめて、どうすればいいかネットで必死に探しましたが、同じ金物を使っているメーカーもないし、メンテナンス業者というのも無くて。
朝からセーレンとセーレンのOBさんにも連絡してみたところ、やっと指定のメンテナンス業者を紹介してもらって、急ぎお客様に電話を入れました。
そしたら、今朝になって開いたとのこと。見えなかった金物部分に油を差して様子を見るとのことでした。
最後には壊さないといけないかと心配しましたが、なんとか開いてよかったです。
金物が見えない状態では、なんとも手も出せないですからね。
しかし、長年建築に携わっておりますが、こういうメーカーが撤退してしまって、後の面倒を見れないという商品も、あれこれと出てくるものです。
床暖房システムでも、24時間風呂とかでもありました。
その当時、お客様も高い設備投資をして買われたものでも、使えなくなったら終わりです。
なので私も、基本的には、特殊な設備機器をお客様にお勧めすることは致しません。
エアコンのように交換できるものは、交換できるよう配管も行うように心がけています。
メーカーも、長期的視点で、部品の耐久性と交換できる仕組みを考えたうえで、商品開発するべきですね。
ベーシックで、シンプルで、変わらない飽きのこないデザインにすること。
メーカー間で、部材を統一してくれれば、もっと良いですね。
いろんな無駄が省けることになり、コストダウンも出来て、しいては国民の生活が楽になることでしょう。
悪い言い方をすれば、それでは仕事が無くなるから。儲けられないからとなるのかもしれません。
しかし私なら、半年ごとにモデルチェンジする会社より、長年同じ仕様を頑固に作り続けてくれる会社のほうが信用できると考えますし、応援したくなります。
研究開発も手を抜いてはいけませんが、どうしたらベーシックとなりうるものが出来るか、造り続けられるかに、取り組んでいただきたいと思うものです。