全館暖房のすすめ
福井デザイン住宅 ライフ・コアデザインオフィスの本日のブログです。
今日は、朝一に大宮の現場で基礎屋さんと打合せ。10時からお客様宅訪問、換気システムのメンテナンス。午後は、設計作業と夕方にお客様来社打合せでした。
夕方から、外気温がぐっと冷え込んできました。
明日からまた雪マークがついておりますので、少し積もるでしょうか。
まだ2月だから仕方ないですが、気温が上がったり下がったりで、不安定ですね。
メンテナンスにお伺いしたお客様のお宅も、暖かくしておられて、ホッといたしました。
FPの家は、玄関入ってすぐに暖かいので、やっぱり普通の家とは違います。
室内のドアや引戸も、基本開けっ放しでOKですから、そこで普通の家とは住まい方が違ってくると思います。
室間で温度差がある家になると必ず、寒い部屋で結露やカビの心配が出てきます。
灯油の開放型ストーブなどは、灯油1リットル焚くと、1リットルの水蒸気が出ると言われております。これはどんな家でも、あまりお勧めしたくない器具ですね。
この水蒸気が、寒い部屋まで行って、露天温度に達すると水に代わり、結露となってしまいます。
水蒸気はジェット機なみのスピードで拡散すると言われているので、家じゅうどこでも行くので、冷えて水に変わりやすいほうに流れていくと思ってください。
断熱の悪い家は、断熱の悪いところに、隙間のある家は隙間のある所に流れていきます。
そうして家は傷んでいくのですね。
断熱材が隙間なく入っていて、気密が取れている家が長持ちするのは、そんな理由もあります。
大事なのは、全館暖房をすることで成り立つということなので、一部を閉じて寒くしてしまうことはお勧めできません。
省エネだからと言って、部分暖房をすすめる向きもありますが、家は傷みます。
日本人も、家の住まい方を見直していかないと、進歩していかないですね。