春分の日/次男の作品紹介
福井デザイン住宅 ライフ・コアデザインオフィスの本日のブログです。
今日と明日はオフの予定ですが、朝一に大宮の現場と開発の現場で外構工事の打合せを行いました。
午前中に、初孫とわんこも2匹連れて、家族総出でお墓参りに行ってきました。賑やかでしたよ。
昨晩に、次男が帰省しまして、夜中まで話がつきませんでした。
そんなわけで、次男の作品をまたご紹介させていただこうかと思います。
前回紹介させていただいた時の写真では、ディテールが分からなかったと思いますが、このようなデザインの柄が入っています。
直線が微妙にアールで膨らんでいくストライプで、それが綺麗に連続性を持っています。
紙布という、紙と布で出来た、非常に難しい素材を使うことが、今回のゆらぎを持った擬態のテーマに合っているため、あえて挑戦したのですが、当初頼んだ印刷屋さんが、滲んでしまって失敗。それでもあきらめず、京都のプリントの機械を作る会社に頼んで何とかなったようです。
全部で5パターンの服を作りました。それぞれ、ポスターから切り出したものが、それぞれのパターンで変形する仕様になっています。
ディテールも、袖や裾のちょっとしたアールや長さを変えていて、特徴のあるデザインになっています。
自分で初めてミシンを使ったり、うまくいかなくて作り直して、ほとんどが手縫いで縫ったもののようです。
彼はもちろん、服なんて作ったこともなかったですし、苦手でもある分野だったけれど、あえて得意なプロダクトではなく、やったことのない分野の挑戦で、大学最後の卒業制作に臨んだというのが、心意気として褒めてあげたいところです。
什器もこだわっていて、この浮いたデザインにしたいという相談を夏頃に聞いていて、私も作り方のアドバイスをさせてもらいました。
6m×1.5mのものを2台も作り、一つはモニターも埋め込む仕様ですから、服造りも大変なのに、本当に作れるのかなと心配でした。
下地材にツーバイ材を使用したため、反りが出て大変だったようなのですが、そこもこだわって平滑になるようにサンダー掛けをし、塗装も3回も塗り重ねたということで、たかが什器でも、妥協せずに作り上げました。
表参道のスタジオを借りて、モデルさんを使って撮影もこなし、動画も自分で編集して、マルチにすべてをやり遂げました。
動画編集も、直前まで独自にネットで勉強して間に合わせたようです。こちら重いので日記には載せられませんが。
基礎デザイン学科の優秀賞に選ばれました。
武蔵野美術大学の卒業に向けて、有終の美を飾れたと思います。