施工図を描くこと
福井デザイン住宅 ライフ・コアデザインオフィスの本日のブログです。
今日は、朝のうちに解体材料の処分運搬。その後、板金屋さん打合せ。その後、高木中央現場へ資材運びと打合せ。15時過ぎからキャノンさん来社、セキュリティー工事の下準備。その他は施工図の作成でした。
見積作業もあるのですが、急ぎ施工図の作成を優先しています。
施工図というのは、設計士が描くというものではなく、普通は、現場監督が描くものになります。
私の場合、兼任しているわけですが。
設計士が細かい納まりを描かないわけではないのですが、描かない人もいます。
私がいた設計事務所は、細かい納まりも検討して描く会社でしたので、やはり責任もってこうしたらこうなるという風に検討をしてから図面を描いていました。
それでも現場監督は、それを基に詳細を描いて、それをチェックして承認するという流れですね。
なので、ゼネコンの現場監督さんとは、お互いに信頼関係を結んで、よくやり取りしたものです。
ただ、工務店レベルになると、なかなかそんな監督さんはいないかなと思うところです。
私は、ゼネコンの現場監督さんを、とても尊敬して見てきたので、工務店に就職してからは、物足りなさというか、これじゃダメなんじゃないかという気持ちで、施工図を監督には任せず、自分で起こすようになりました。そもそも描かないようでしたので。
独立して、家づくりを始めようと思ったのも、全部自分でやったほうがいいかなという思いもありました。そのほうがストレートに職人さんに動いてもらって、思うように納められますからね。
それから、施工図を描く意味は、きちんと納まるか検討し、きちんと無駄なく材料を発注して、実際に出来上がるモノの精度を上げていくために必要な作業です。
当社では、必要不可欠な作業と思って行っております。
もちろん、いつもワンパターンな材料と、納まりと、後は大工さん任せという仕事なら必要ないのかもしれませんが、それでは、家づくりの楽しみが無いなと思うものです。
毎回、より良い納まり、新しい納まりを考え検討しながら、より良いものを目指したいと考えています。