佐川美術館
福井デザイン住宅 ライフ・コアデザインオフィスの本日のブログです。
今日も、オフをいただきました。
昨日ですが、東京に行っている次男から、滋賀にある佐川美術館に誘われまして行ってきました。
陶芸家の十五代吉左エ門・樂直人氏とnendoのコラボ展覧会が開かれているということからです。
この企画の担当ではありませんが、次男がnendoに務めていて、これはとても良い器の作品だからということで、見に行ってきました。
とても素敵な器でしたよ。実験的なところもあり、古きよきものと現代のコラボレーションでした。
撮影は出来なかったので、ご興味がありましたら、上記タイトルからリンクをご覧ください。
それから佐川美術館は以前から行きたかったところなので、建物もとても興味深く見てきました。
あいにくの天気でしたが、水面の中に建つ建物は、素敵でした。
柱は水面から立っているように見せて、水面の際が切れています。
水際を三角の見切りにして目立たないようにしているんですね。
この長い距離を水平に作るのは、なかなか大変だったろうと思います。
奥の展示室に行く階段は、水の中に入っていく感じ。
地下にトップライトから降り注ぐ光がとても綺麗です。
当社の毛矢町のYD邸を思い出しました。
コンクリート型枠に浮造りの木目を浮き立たせた工法ですね。
よく見ると、コーンの穴埋めもしてありましたが、きれいに隠しています。
外の低いコンクリート塀ですが、天端を薄くお椀状にしていますね。
これは、外壁に水が垂れて、壁を汚さない工夫だと思います。
深めの目地のところで水を落としているんですね。勉強になります。
端部は水平で、目地部に向かってお椀状にしています。感心しますね。
型枠に、三角の凹みを作って打設したのでしょうね。手間のかかる工事ですが、施工者の努力に頭が下がります。
予約制の美術館となっていますが、ぜひ訪れて見られてはと思う美術館ですね。