再開発を見て
福井 高気密高断熱 ライフ・コアデザインオフィスの本日のブログです。
今日は午前中に、用事があって福井駅まで行ってきました。ついでに駅前の再開発の状況をちょっと見てきました。
駅の真正面に、ビジネスとホテル棟が建ち上がってきていて、間の駐車場棟を空けて、マンション棟も作っているというところです。
駐車場棟の上には、屋上庭園が出来るようなのですが、高層棟に挟まれた屋上庭園なるものも解せないし、とにかく駅を出てすぐに、威圧感のある高層ビルを建てて視界を塞いでしまうのは、感覚的にどうなのかと思いました。
これは、福井市民の為のものか、観光客の為のものなのか、だれの為のものかもはっきりしません。果たして、後世に残してよい建物なのかと。
コンセプトも無く、中心となるコーディネーターもいない建物って、結局魂の無い抜け殻のようなものになってしまいますね。
正月早々、批判的な事を書いてしまいましたが、大事なことは、悪い例を見たときに、自分はそうならないようにと、あらためて省みることが大切です。
私どもは工務店は、幸いにして、お施主様自らがお住いになる家を建てさせていただくので、直接にお話しを聞き、人となりを把握して、理想の家を突き詰めていける立場にあると思います。
クライアントが目の前にいてくれることのありがたさは、本当に身にしみて感じています。
そこにあぐらをかいて、流れ作業のように仕事をすることは出来ないんですね。
そいういことを、この再開発をみて、今日は感じさせていただきました。