明日から5月で
福井 住宅設計 ライフ・コアデザインオフィスの本日のブログです。
今日は、断捨離作業と少し設計作業を行いました。
古い箱を整理していると、最初に務めた設計事務所の給与明細が出てきました。
安い給料ではありましたが、今につながる仕事を教えていただいたと思うと、本当に感謝です。
その頃は、設計事務所の求人もほぼなくて、近県では、ひとつあった富山に行くしかないかなと考えていたところ見つかった設計事務所だったのです。
最初の頃は、大した仕事が出来なくて、先輩の書く図面の補助作業ばかりでしたが、とにかく、先輩の書いた図面を真似をして理解していく日々だったと思います。
でも3年くらいは、本当に設計で生計を立てていけるか心配でした。下積みの厳しい時期を過ごしました。
公共建築の設計が多かったのですが、時々、住宅の設計をする機会があって、それも任されると、やはり気合が入ったものです。
その設計事務所の亡くなった所長先生の家の隣に増築する話があって、それを任されて完成した時だったかですが、所長先生の奥様から「設計がお上手ですね。」という言葉をいただいたのが、やはり今でも自信と支えになっているように思います。
明日から5月に入りますが、5月病っていう言葉もあるように、仕事を始めた若い人たちには、務めた会社がここでよかったのかなと思うこともあるかと思います。
その会社に決めたのは、ご自身が決めたことかもしれませんが、やはり会社も覚悟を決めて採用をしているものですし、期待もされていることは間違いありません。
仕事が合うか合わないかを考える前に、出来る限りの自分の力を使って取り組んでいけば、いつかきっと芽が出てくるものです。
やはり自分にご縁のあった会社であり仕事ですから、一生懸命やることに無駄というものは無いですからね。
誠実に取り組むことが、すべてのプラスにつながるものと思います。