家づくりの条件として
福井 注文住宅 ライフ・コアデザインオフィスの本日のブログです。
今日は、見積手配と経理の仕事。午前中にクラシスさんのモデルハウス2棟の見学をさせていただきました。
片方の建物は、UA値0.36のZEH住宅で、太陽光発電・蓄電池とV2Hという最新の蓄電システムを備えたものでした。
日産のアリアという電気自動車から、逆に家に電気を送って家全体の電気を動かしていて、そういうことが出来るとは聞いていましたが、実際を見るとすごいなという感じでした。使い方にもよるけれど、普通の家で3日くらいの電気が使えるくらいとのお話でした。
家に備えたほうの蓄電池は6kWで、アリアのほうは60kWだとか。10倍ですよね。電気自動車のほうにびっくりしてしまいました。
モデルハウスの方も、いろいろ実験的なことをされていて、2棟それぞれが工法が違っていて…。実際というものを見れて大変勉強になりました。
サスティナウォールという蓄熱もしてくれるという塗り壁が施工されていて、それがとてもいい感じのコテ跡を付けた仕上げでした。角の納まりもうまく仕上げています。
「ここの現場に入った左官屋さん上手いな。」と思って帰ってきて、隣の当社の現場に入っていた左官屋さんと話をしたら、その建物は自分がやったものだと。
とても嬉しかったですね。やはり腕のいい職人さんが、当社でも働いてくれているというのが、なによりありがたかったです。
さて、今日の写真です。
昨日の写真にも少し映っていましたが、こちらは洗濯と脱衣室になります。
物干しもここで済ませてしまおうということで、天井付のハンガーレールを設けています。お風呂の中にもありますね。
24時間換気の排気レジスターの風量をお風呂で吸う量を一番多くして設計していますので、湿気がこもることはありません。
換気システムの考え方は、FPの家に携わってから26年間ずっと変わらないのですが、いろんな換気システムを見てきても、やはり一番理にかなって優れた方法だと自負しております。
家全体のバランスの取れた換気というのは、全館を24時間換気で行わなければ実現しないものです。
一部が個別換気だったり、断熱と気密がそれぞれ取れていない家では、けして成り立たないというのが事実です。
そういう意味で、FPの家を絶対条件で建てているんですね。