新潟オープンハウス見学/墨出しとアンカーセット
昨日は、新潟県三条市のイイヅカカズキ建築事務所さんのオープンハウスにお邪魔してきました。
ユニークな外観と外壁ですね。なかなか見たことのないデザインです。
FPの家で建てられたイイヅカさんの自邸です。ご紹介はできませんが、間取りがとても良くて、私もプランを見せていただいたときに、とても気に入りました。
軒先が1間出ていまして、写真より実物はダイナミックです。 登り梁を伸ばして、このデザインを実現しているんですね。内部も屋根の構造が表しで圧巻でした。
気密も0.12㎝2/㎡と、ご自身で気密テープを徹底的に処理されたようで、すばらしい数値になっています。
外気温が、午前中はマイナス2度だったそうですが、家の中はエアコンだけで、すこぶる暖かくて、はじめて体感する来場者の方も、皆さんびっくりされていたようですね。
今回は、設計だけでなく請負もされて、ご自身で発注から現場管理もして造られたので、私と同じようなスタイルですね。 人柄もすばらしくて、本当にこれからが楽しみな方なんですよ。
夜はお言葉に甘えて、イイヅカさんとFPコーポレーションの支店長さんと私で会食させていただきました。とっても楽しいひと時でした。
燕・三条市はラーメンも有名だそうで、その中のひとつの「たん吉ラーメン」というのを締めに頂いてきました。
こちらは職人さんの町ですから、出前で冷めたりしないように、麺も太麺にして、背油とかあんかけで覆われているのが特徴のようです。 とってもおいしかったです。ここに来ないと食べられないものでしたね。
今朝は、5時出発の予定でしたが、3時半には目が開いてしまいまして、4時にはホテルを出て、福井には8時に到着しました。 高速は、前も後ろも車が走ってないくらいガラガラで、ぜんぜん疲れなかったですね。
帰ってから、蓑町の現場へ行き、基礎の立ち上がりの墨出し作業とアンカーセットを、昼過ぎまで行いました。
その後は、日之出の現場へクリーニングの状況確認と、備品工事など残工事の段取りで、金物などの買い出しや準備を夕方まで行いました。
明日は、役所の検査と備品の取付け作業にかかります。
空気は新鮮なままで
今日は、雑用が多くて、事務所を出たり入ったりでした。これからまたいっそう忙しくなりそうなので、気になることは早めに処理してしまおうとやっております。
昨日は、杉林の中で森林浴が出来て気持ちよかったのですが、やっぱり自分は山が合ってるんだなと思ったりしました。
きれいな空気を吸うと元気が出ます。その逆に、空気の悪いところに居ると、もう駄目ですね。先日、ある大手ハウスメーカーの展示場に入らせてもらったんですが、空気が悪くて気持ち悪くなりました。
第1種の換気システムを使っている、高気密・高断熱をうたっているメーカーですが、全室床暖房で暑くて・・・。いくら性能が高いからと言っても、ほんとうにすみごこちが良くなるのか疑問に感じます。
性能を良くすることは、もちろん大きな課題ですが、第1種のような新鮮空気もダクトで吸って、熱交換して、しかもそこに空調もかませるっていうシステムは、私はやはり反対だな・・・。
北陸よりもっと寒い地域だと、そんなことも言ってられないかもしれませんが。でも、新鮮な空気はそのまま吸いたいので、花粉や粉じんを止めるフィルターを通すだけの第3種換気でやっていきたいと思います。
メンテナンス訪問
今日は、午前中お客様来社。午後は換気システムのメンテナンスと、玄関ドアのハンドルの不具合を見てほしいというお客様宅へ。その後、日之出の現場確認となりました。
午後の換気システムのメンテナンスでは、小さい男の子二人がお手伝いすると言ってくれて、一生懸命でした。それがまた、掃除の手順を覚えて、次はこれ、次はこれを二つとか、すごい段取りを覚えて手渡してくれます。私も脚立から降りなくて済むし、えらい助かりました。
また、お手伝いすると言ってくれます。うれしいですね。また来年手伝ってほしいですね。
冬もはじめて過ごしてみて、ほんとに窓に結露しないんだと納得されたとか。住んでみて、よりFPの家の良さがわかっていただけて、改めて間違いなかったと思っていただけたようです。
メンテナンスに伺って、建てさせてもらってよかったなぁと思えることは、工務店冥利につきますね。
当社は、お仕事にかかるまで、ほんとお待たせしたりして、申し訳ないところですが、良質な家造りをするためにも、これからもけっして手を抜かずにやっていきたいと思います。
お客様が一生過ごす、大切な家造りですからね。
中間気密測定/FPの家定例会
今日は、午前中は気密測定と外部リフォームの現場へ。午後は15時からFPの家の福井支部定例会に出席してきました。
日之出の現場の気密測定結果はこちら。
相当延べ床面積が207.08㎡に対して、総相当隙間面積が24㎝2ですので、C値は0.115㎝2/㎡になります。かなりの高気密になりました。
実はこれが2回目の測定で、1回目は0.18でした。この時点で大工さんと漏れを探すとありましたありました。やはり見落としがあるものです。それらをまた処理をしてから測った結果が写真のものですね。
引違のサッシからはどうしても入ってしまうんですが、これは仕方がないですね。でも、これだけの数値が出れば、隙間によって暖房性能が落ちるとか、換気性能が落ちるという心配はありません。安心して工事を進めていけますね。
FPの家の会合は、出席者が少なかった割に、盛り上がった話題になりました。広告宣伝の話は、言いだしっぺで、また私が担当することになりそうです。支部長は降りさせていただきましたが、なにかお役にたてることはしないとね。
断熱性能とエアコン
今日は、朝から設計作業。一区切りついてから現場確認に行きました。
9月も今日で終わりで、私も半袖でずっと過ごしてきましたが。そろそろ長袖かなってところですね。
朝夕、涼しくはなってきましたが、まだ暖房という話には早いですが、ちょっとエアコンのお話です。
暖房をエアコンで行うと、効かないし、電気代も高くつくという認識がかなりあると思うのですが、そうではないって記事が、日経ホームビルダーという雑誌に載っていたのでご紹介したいと思います。
「断熱性能が低いとエアコン嫌いに」
これは日本の住宅が、断熱や気密性能が低いために、エアコンから出た暖気が上に上がっていき、気密性能が低いから屋外に逃げてしまうことがあげられる。
それに加えて、上に抜けた分、下から冷気が引き込まれるので床が寒くなり、しかも、暖房を強めるほど冷気の引き込みも強くなるという悪循環になる。
これらは、エアコンに限らず、暖房器具すべてに当てはまるのですが、ファンヒーターなどは、温風の出てくる温度が高いため、必要以上に室温を上げたり、直接温風に当たって暖かいと感じている。
実際に光熱費を他の暖房器具と比較しても、断然エアコンの電気代が安いのですが、勘違いしてホットカーペットなんかを使っている人も少なくない。
(松尾和也さんというパッシブハウスジャパンの理事をされている方の記事から)
これら全ては、家の断熱性能、気密性能に問題があるからですね。
最近特に心配なのが、気密性能について、きちんと検証されていないことです。なんだか今時の住宅は気密測定も行わないのに、あたかも気密がとれているような宣伝文句がみられます。
断熱材を連続的に施工することも、気密を取るためのノウハウも、設計の時点でどれだけ考えられているのだろうか?現場でとりあえずごまかしているってことはないのかな?
結局、見た目はきれいに仕上がっても、住んでみると住み心地が悪い家というのは、けして施工面だけでなく、設計時点での性能の検証が出来てないことも原因だと思います。
暖房が効かないのはエアコンのせいではありませんね。
ロフトエアコン
今日は、FP壁パネルの搬入のほか、建て方時の大工さんの駐車場の手配とか、建て方の準備作業。そのほかは設計作業を行いました。
さて、今日もOM邸の写真です。
ロフトから階段手摺を写してるんですが、階段の降りたすぐに格子が見えてますね。こちらは、ロフトに設置したエアコンの冷気が1階の居室に入るように設計されているものです。
エアコンはこんな風に付いています。
お引き渡し前の作業段階で、運転もしてみるのですが、とにかく家の性能がいいから、ほんと良く効きます。
1階の居室を覗いた写真ですね。上の方に格子のガラリが見えています。
なんの機能も付いてない、シンプルなエアコンで十分機能します。
冷気は高いところから低いところへ落ちるという単純な答えを利用しています。
完成気密測定
今日は、午前中気密測定を行いました。
準備をしている間に役場の税務課の方がいらして、検査も受けました。見てると面白いですね。キッチンはシンクのサイズ。ユニットバスは湯船の内法のサイズ。洗面化粧台もボウルの内法サイズを測っていらっしゃいました。市町村によっていろいろな基準があるんですね。
さて、気密測定の結果は。
C値で、0.18㎝2/㎡になりますね。相当延べ床面積が小さい家なので、この数字ですが、総相当隙間面積が16㎝2は、かなり小さい数値になります。
夕方にはお施主様も事務所に見えて、いよいよ明日のお引き渡しで話をしておりました。やはりアパートのほかの住人の音が辛いらしく、夜に寝れないらしいですね。はやく楽にしてあげたいと思います。
完成気密測定/手摺デザイン
今日は、朝一キッチンのモザイクタイル貼りの為の養生作業。現場指示の後、お客様宅メンテナンス訪問。その後戻って施工図の作成。午後からは毛矢の現場の完成気密測定を行いました。
結果が出るのがドキドキしましたが、1回目の測定で下記の結果が出ました。
細かい数値で言うと、C値=0.149㎝2/㎡ですね、十分な結果でした。これで性能もバッチリというところです。
後は、残りの備品と家具が揃うのを待つだけです。
さて、今日の1枚。
以前もご紹介してますが、今回は床の養生を外してからの写真です。手摺のデザインがシンプルな中に表情を与えています。
梅雨でもさっぱり
今日は、お客様宅へ換気システムのメンテナンスに行ってきました。
エアコンがお嫌いなお客様で、今年もまだ運転していらっしやらないとか。冬はとお聞きすると、蓄暖のみで冬はエアコンを廻したことが無いと・・・。付いているのにほとんどお使いにならないんですね。
FPの家でせっかくの性能なのにもったいないですから、湿度調整のためにもお使いいただくといいですよと、ご説明はさせていただくのですが、後は、お住まいになるお客様のお考えですからね。
今日はその後、我が家の換気システムも掃除しました。自分の家のことは、いつも後回しなんですが、思いついたときにやってしまわないとね。
作業後にお風呂に入りましたが、シャワーを浴びた後の、FPの家のさっぱり感は格別です。梅雨のジメジメ感は何もないですね。やっぱりこのFPの家は、エアコンを廻してほしいものです・・・。
中間気密測定
今日は午前中、気密測定。午後は機器の返却と設計作業。16時からお客様来社打合せがあり、その後現場廻り。外回りの掃除などしました。
今回の現場は、小さい建物ですが、引違窓が3か所あり、FPの床パネルもはじめて使うESパネルにしたので、気密はどんなものかと内心ドキドキしていました。
結果は、1回目に出た数値で、相当隙間面積が0.194㎝2/㎡でした。
これが、測定するまでに、最初にエラーが何回も出てしまったり、グラフにばらつきが出たりしたので、データをFAXで送って、メーカーに問い合わせることにしました。
するとデータを見てもらうと、気密がかなり高いとのこと。あまりに良すぎて、風の影響を受けている可能性が高いとか。総相当隙間面積が20㎝2を切る数値となると、そよ風でも影響が出るようです。
手動で圧力差を高くして測定するか、逆に計算できる数値の穴を開けて、つまり隙間を作って測ってから、数値の差し引きをする方法もあるとか。
今回は中間の隙間探しの測定でしたので、次回、完成時に測る測定では、そんな方法も検討して、より正確な数値を求めたいところです。
しかしなにより、十分な気密が取れた施工が出来ていることをわかることが大切ですね。けして慣れには頼らずに、確認していく作業は続けたいと思います。