温度差のバリアフリー
今日は、朝からお客様立ち合いで、敷地境界の確認作業。日之出でまた現場がスタートします。
その後、毛矢の現場で明日の鉄骨階段取付の準備作業。昨日の松岡の現場ではパネルの筋違金物取付作業に入って、写真撮影を。午後は、お客様宅のメンテナンスの件で打合せ。その他は設計作業などを行いました。
夕方は、松岡のお宅のお施主さまが事務所にみえて、お話しをさせていただきました。
ご主人は昔、薬を扱う会社に勤めていた時期があったそうで、その昔にお医者さんに言われたのが、「せっかく治して家に帰してあげても、家が不健康だから、また病院に帰ってきてしまう。」という話。それを聞いてご主人も建築に関わる仕事に転職されたのだとか。
バリアフリーというと、段差を無くすとか手摺を付けるだとか言いますが、ほんとに大切なのは、温度差による負担を軽くしてあげることだと、お医者さんの話から、昔からそう思っていらしたようです。
昨今、どこもかしこも高気密・高断熱とか言っておりますが、廊下まで暖房が効いてる家かというとそうではないですからね。温度差の問題はまだまだ未解決な家が多いと思います。
そういう意味で、今回FPの家で建て替えさせていただくことは、長年の想いから実現されたことだと思いました。
今回も、優れたFP工法であることはもちろんの事、施工に関しましても、精一杯丁寧に確実に仕上げていきたいと思います。
中間気密測定
今日は、毛矢の現場の中間気密測定を行いました。
今回は、私も忙しかったので、すべて大工さんの方で気密テープを貼ってもらいました。
結果は、C値=0.138㎝2/㎡。最初の測定で出ましたので、一発OKです。
大工さん、電気屋さん、設備屋さん、それぞれの施工もしかり。軸組構造の寸法精度から仕口金物の形状。並びに、FPパネルを使った確実な工法によるものだと思います。
これで安心して、仕上げ工事に入っていけますね。
窓の開け方
今日は、午前中に設計作業と現場確認を済ませて、午後は富山のウッドリンクという木材プレカットの工場見学に行ってきました。
こういうのは忙しくてほとんどお断りしているのですが、今回は断りきれなかったのもあって途中の食事など抜いて工場見学のみ参加してきました。
木材に関する、いろんな実験や体験ができるコーナーがありました。
これは風通しの実験模型ですが、引き違い窓を全開すると風が室内で滞留してしまって、窓を薄く開けたほうが流れが良くなるというのを風車で表現してました。
「通風トレーニング」という南雄三先生の書かれた本にも、風の入口を大きくして出口を小さくすると全体の換気量が大きくなるように書かれていました。
窓を開けて換気するって、FPの家では閉めておいたほうが換気するので、あまり重要視はしてませんが、知識としては持っておいていいことですね。
木材に関する見学に行って、ちょっと外れた話になって申し訳ないですけれど…。
環境測定/風量測定
今日は午前中、昨晩セットしたホルムアルデヒドなどの環境測定バッジの回収。その後換気風量のチェックのため、風量測定を行いました。
こちらは、押し入れに付いた排気レジスター。FPの家では押し入れの中まで換気するんです。ですから布団がぜんぜん湿気ませんね。
風量測定器で、実際の換気量を調べています。気密がしっかりしてないと換気もきちんと行えませんね。
FPの家では、気密測定・換気風量測定・環境測定という三つの実測が義務付けられています。
カタログデータではない、お引渡しする建物の本物のデータをお渡しすることが、お施主様への安心にもつながりますし、サッシの性能から、選ぶ材料から、施工の精度までしっかりと工事を行ったという証にもなりますね。
ロフトと空調
今日は、午前中現場確認と作業。お天気になり、左官屋さんも来てくれて、おかげさまで外構工事も進んでおります。
今度の週末の見学会に向けて、なんとかアプローチ廻りは完成しそうです。
さて今日は、ロフトの写真をちょこっとお見せします。
いつものように階段で上がれるロフトです。右側に見えるエアコンは冷房用ですね。ここから吹出すことで、2階から1階まで冷気が落ちていく設計になっています。
暖房は1階のエアコンを19度設定して回していますが、ここまで暖かくなっています。吹抜けの効果が出ていますね。優れた断熱と気密性能があってこそ、実現するものです。
完成気密測定
今日は、完成の気密測定を行いました。
気密工事完了後に、中間で測定しているので問題ないとは思うのですが、やっぱり結果が出るまでは心配なものです。
結果は0.162㎝2/㎡と、良い結果が得られました。ホッと一安心いたしました。
外はフワフワと雪が降っておりましたが、そんな寒さを感じさせずに、きっとこの家も暖かく家族を守ってくれると思います。
工事中のご見学
今日は、工事中の現場見学に2組おいでいただきました。今日は外気温も1℃と昨日より冷え込んでおりましたね。
室内の温度は16~17℃。エアコンの設定をもう少しあげておいてもよかったかなと思いましたが。
壁、床、天井などの表面温度を測っても、同程度というのも見てただきました。
この家も大きな吹抜けがあるんですが、これによってエアコンの空気の流れが出来ていることも感覚的にご理解いただけたかと思います。
こちらは小屋裏に上がる階段。ここを上がっても同じ温度ですから、家じゅうが保温されていることがわかります。
普通の家では、各部屋を閉め切って、それぞれに暖房設備、冷房設備が必要となりますが、FPの家は間取りの工夫次第で、少ない機器で家全体が空調出来るという感覚を掴んでいただけたかなと思いますね。
家中どこでも・・・
今日は、朝から設計作業に没頭しておりました。夕方からはお客様とお打合せ。
今日も、いろいろと楽しくお話と打合せをさせていただきました。
先日も、よその会社の見学会に行ってきたとかで、とてもお金をかけた家だったそうですが、エアコンをあちこちかけて、床暖があったりしても、結露はしているし外のように寒かった部屋もあったとか。
私自身が結露を見ることが珍しくなったせいもあるのですが、新築で?・・・驚きますね。
FPの家のように、だいたい家のどこにいても、不自由なくくつろげる家というのが、いいかげん当たり前になってほしいと思うところですが・・・。
中間気密測定
今日は、越前市の現場の中間気密測定を行いました。
結果は、0.12㎝2/㎡と、十分な結果が出ました。
高い断熱性能プラス、気密がしっかりしていてこそ、冷暖房機器や換気システムが正常に働きます。
こういう基本的なことが、なぜもっと普及しないのか?
いろいろ、あると思うのですが、やはりハウスメーカーや設計事務所などのように、下請けの工務店に仕事を発注するシステムでは、一定のレベルを望むこともできないし、ノウハウの積み上げも出来ないことがあるかと思います。
やはり、地道に自社で力をつけていける工務店でないと難しいですね。
ですから、日本の家造りは、工務店がメインになってこないと、いつまでたっても進歩しない状態が続くことになるでしょう。
建て主が、ハウスメーカーに仕事を依頼し続けている現状こそが、もとより問題なのですね。
厳しいことを申しますが、現在の省エネ住宅の考え方から、気密工事のことが謳われなくなってしまっていることに、危惧を感じます。
換気システムの取り扱いも、スイッチで入り切り出来るような、中途半端なシステムでお茶を濁しているようでは、正しい家造りはできませんね。
まずは、工務店がしっかりして、家造りの大切な部分を学んでほしいと考えます。
小屋裏
今日は、午前中現場作業。午後はまたお客様から修繕の依頼で行ってきました。
午前中は越前市の現場で、表しになる構造材の角を丸める作業を行いました。
ちょっとわかりにくいかと思いますが、トリマーで丸く面取りを行いました。特に低い位置にくる母屋材は、頭を当てるかもしれないので、角を落とさないとね。
2階の上部に作った小屋裏は、思っていた以上に広く感じます。普通の家は、ここがほんとに屋根裏で使えないとしたら、まったくもったいないことです。
ただこれも、FPの屋根遮断パネルがあるからこそ実現します。普通の家の屋根裏は、夏には65度くらいの温度になってしまう場所ですからね。
優れた室内環境を作れることが前提としてあって、自由に快適な間取りが作って行けるのですね。