長生きしたワンちゃん
今日は、朝一にエアコン追加工事をされるお客様店舗で、電源移設工事立会い。
夕方は、シーリングファンが壊れてしまったというお客様宅訪問。その他は設計作業と見積作業とあれこれ段取り作業でした。
最近どちらのお客様も、エアコンとか機械の故障で、メンテナンスのご依頼が頻繁に入ってきます。どれも急がないといけないものばかりで、なかなか対応に追われます。
シーリングファン交換となるお客様のお家で、昨日長年飼っていらしたワンちゃんが亡くなったとの話を聞きました。
設計をさせていただいた15年前には若くて元気なワンちゃんでした。17年と長く生きてきて、その間、FPの家にも住むことが出来たので、快適でもあっただろうし、幸せだったと思います。
家って、別に大豪邸でなくてもいいし、かといって雨風しのげればいいというわけにもいきませんよね。
ちょうどいい家って、やはり「冬暖かくて、夏涼しい家」ということになるのかなと思います。
ペットが喜ぶ家って、シンプルにそういうものだろうなと思います。
家を建てられるとき、ぜひ家の性能に関しては、妥協無く本物を選んでいただきたいと思うものです。
蒸し暑い夏に思うこと
今日は。オフをいただきまして、自宅の整理作業を行いました。
普段、仕事に集中していて、家の事がおろそかになってしまうのですが、さすがにちょっと手をかけなくてはと思いまして…。
今日も、外は暑かったですね。湿度も高いのかムッとする暑さで…。
でも、家の中で作業する分には、正直どこにいても涼しくて、やっぱりFPの家はありがたいなと思いました。
自宅は、20年前に建てたFPの家ですが、十分に、今の省エネ基準の設計で建てている普通の性能の家よりも、優れていると思います。
今、国の定める省エネ基準の中に、気密測定値の基準が無くなってしまったのは、各ハウスメーカーへの忖度だと思いますが、ほんとに悪いことだと思います。
断熱材を一定の基準値入れたとしても、隙間がある住宅は、本来の機能を果たしません。
隙間のあるせいで、本来の性能も発揮できないし、家の中に温度差も生まれます。
これだけ、夏の湿度の高さも考えると、見えない壁の中で発生する夏の逆転結露も懸念されます。
今一度、断熱材の重要性に加えて、気密工事の重要性もクローズアップしてほしいものです。
住宅の性能が上がって、本当に快適で長持ちする家造りが主流となることを祈ります。
追伸、当社ホームページの「掲示板」に、”春がきた”さんからのご投稿が載っております。12年目に気密測定をされた内容が載っています。ぜひ、ご参考にご覧くださいませ。
エアコンの効き具合
今日は、午後から2件、業者さんと打合せ。その他は、自宅のエアコン交換立会いのほか、設計作業と見積作業でした。
20年稼働し続けた自宅のエアコンも、本日交換いたしました。日立のエアコンでした。
先日、水漏れがあって、カバーを外してドレンの掃除もしたのですが、それ以外からポタポタ水漏れがするようになりました。
エアコン屋さんに診てもらったのですが、見えないところのドレンの受け材にヒビが入ったのかもしれないとのこと。さすがにもう直せないとのことで、交換に踏み切りました。
まだ、冷えるんですけれどね。でも、十分働いてくれたと思います。
新しく取り付けたのは、三菱のエアコンですが、ものすごく冷えます。設定温度を上げないといけませんでした。
FPの家だから、なおさらでしょうね。20年前の家だとしても、変わらぬ高性能に気づかせてもらえました。
気密工事の重要性
今日は、午前中に解体屋さんと、隣地の会社様へ工事挨拶とお願いに。午後は、日本住環境の結露対策のセミナーを聞きに行ってきました。
正直言いますと、FPの家を建てているものとしては、物足りなさも感じる内容でしたが、事例のグラフでFPの家のデータを引用して、断熱力が同等でも、その優れた気密施工が、健康に大きく影響しているという話があり、これには鼻高々でした。
断熱材が、いくら厚みも含めて入れてあっても、きちんとした気密施工が出来てなければ、温度差も生じるし、結露・カビも生えるという話です。
WHOでも、家の室内の温度は18℃を上回らなければいけないという文章も出てきたそうです。良いことですね。
これが、一般に高断熱をうたっている家でも、おそらく難しいんじゃないかなと思います。
それと気密測定結果の詳しい見方があって、これは勉強になりました。
こちら、昨日測定したTD邸のデータですが、通常はC値だけ気にしていますが、この中にn値というのがあります。
n値は1~2の間の数値になるのですが、1に近いほど良い数値で、隙間というのは小さい穴であり、2に近い数値だと、どこか大きな穴が開いているくらいで、気密工事に不具合があると判断できるそうです。
TD邸は1.02ですから、かなり良い数値ですね。
それから、国際的にはACHという値が隙間の基準として考えられるらしく、50Pa時の各定流量÷建物容量ということで、TD邸の場合は下記になります。
ACH=118㎥/h÷363.68㎥=0.32回/h
隙間による1時間当たりの漏気回数ということですね。
セミナーの事例で紹介されていた家でも1.44回/hとかなので、おそらくACHもTD邸は、かなり高い性能だと思います。(基準は1.5回/hを下回ることだそうです)
最後に良いこと言っておりました。
「断熱だけでは性能は向上しない」
”すきま”を埋めないと「結露」「不健康」「増エネルギー」「無換気」になるとのこと。
そして、気密工事は「管理が必要」。大事なことですね。
C値0.11
今日は、午前中に完成気密測定を行いました。その後は、見学会備品の撤去と清掃作業。環境測定の設置などでした。
中間気密測定と同じ場所で測定。外部の風速は0.4m/sでした。
建物外皮の実質延べ床面積139.88㎡に対し、総相当隙間面積16㎝2しかありませんので、相当隙間面積C値は、0.114㎝2/㎡という優れた気密測定値が得られました。
換気風量計算の乱れもなく、良い数値は確信していましたが、これで本当に安心です。
室内物干し
今日は、午前中にお客様来社打合せと設計契約。午後は、現場作業でした。
午後は、昨日加工したガス管の油分をとる作業でけっこう時間がかかりました。
とりあえず、物干しになる部分だけ取付しました。
3mはあるので、けっこう干せますね。サンルームではなくて、FPの家の室内です。そのほうが年中室内干しで乾きます。
サンルームは、換気しないと高温多湿になって、家を傷める原因にもなりかねませんから、24時間換気もされている、FPの家の室内干しなら安心です。
クロス工事完了
今日は、午前中にお客様来社お見積り打合せ。午後は、現場確認と作業。その他は設計作業でした。
今日で、クロス工事も完了しました。29日までの予定が早くおさまりました。
来週からまた、造作や備品取付工事の作業に入ります。
暑い日が続きまして、クロス屋さんもさぞかし大変だろうと思ったのですが、FPの家で遮熱が効いているせいか、中のほうが涼しいとのこと。
壁紙のチョイスもなかなか面白いので、早くお見せしたいですね。
中間気密測定
今日は、午前中に花堂中の現場の気密測定。その後は施工図と発注作業を行いました。
測定結果は、相当隙間面積C値=0.121㎝2/㎡と優れた数値が出てくれました。
完成時もまた測定してお引き渡しとなりますが、これで間違いないですね。
中間と完成時に測るのも、当社独自かもしれませんが、やはりここで問題がないか調べておかないと、仕上がってからでは直せないかもしれませんからね。
確かな性能が担保されてこそ、安心してお客様にお引き渡しができると思います。
完成気密測定結果
今日は、午前中完了検査立会いと気密測定。午後は、現場作業と換気風量測定など行いました。
木田の現場の完成気密測定の様子です。
総相当隙間面積25㎝2に対して、実質延べ床面積136.85㎡で割りますと、相当隙間面積C値は0.18㎝2/㎡となりました。
完成の気密測定も、とても良い数値で締めくくれました。これで、換気システムの効果も冷暖房効果も、安心してお引き渡し出来ます。
花堂中の現場は、基礎工事も完了したので、キソパッキンの取り付け作業を行いました。
こちらの現場も着々と進んでおります。
耐震性について
今朝は、福井が震源地の地震がありましたね。震度2から1で範囲も広くなくて、ニュースにもならないくらいですが。
昔、福井でもおおきな地震があったこともあるので、地震に対する対策は大切ですね。
地盤調査を行って、調査結果に基づく地盤改良設計を行ってから建てるのはもちろんのこと、建物の構造的なものも、とても大事です。
当社では、生の木の1.5倍の強度と言われる、構造用集成材を柱や梁に採用しています。
集成材の特徴は、構造耐力を計算され、品質管理をして作られた材料であることから、1本1本日本農林規格のマークが入る、品質にばらつきが出にくい製品化されたものです。
生の木と比べて、乾燥による木の縮みが無いことも、当社では気密が継続することを考えて使用している点も大きいです。
これに加えて、木と木をつなぎ合わせる「仕口」という部分に構造用金物を使用しています。
通常、木造軸組工法では、木に「ほぞ穴」と言うものを開けて、「ほぞ」を差し込むという木組みになるのですが、穴を開けた分、柱でも多く断面欠損をしてしまう点が難点です。
構造用金物では、柱にはボルトの貫通穴と金物のかかる部分の欠損、梁側にはスリットを入れるだけの断面欠損で済みますので、この仕口強度も1.5倍の強さが出るといわれています。
他にも、全ての柱の上下仕口を金物で固定する工法になりますので、1本1本の引き抜き強度が高いものになります。
いくら「筋交い」という変形に耐える構造材をたくさん入れたとしても、柱が抜けたらおしまいです。引き抜きに耐えることがとても重要です。
FPの家で、この構造を採用することが決められているわけではなくて、当社が独自にこだわって採用している工法になります。
他の住宅から比べると、この構造に関してコストは高くついておりますから、お客様に提供する費用的には、ここにお金をかけさせていただいているわけですが、万が一の大地震がきても、構造が耐えうるものをと考えてこの部分はけして変えることはありません。
さらにFPの家は、軸組の中にFPパネルをはめ込む形になりますので、普通に考えても強度が高くなることはわかります。
FPパネルの強度は、大臣認定でも3.4倍の壁強度を持つことが実証されておりますので、通常の筋交い壁に比べて、1.7倍の壁強度が得られるものとされています。
詳しいことはまた、FPの家のホームページをご参照いただきたいと思います。
当社では、あまり性能のことを宣伝しておりませんが、今日お話しした耐震性から、冬暖かい、夏涼しいは、当然のレベルとしたうえで、さらに上を目指した間取りの快適性と家のデザインにこだわって、お客様に本当に良質な住宅をお届けしたいと思っております。
小さな工務店だからこそ出来る、ニッチな会社として今後も頑張っていきたいと思っています。