天窓から

今日は、朝一現場確認。その後、土台材料荷受け。戻って設計作業。

午後は、また現場で、コーキング・鉄骨階段・塗装屋さんと打合せを行いました。

いつもと違うパターンの家を作っているので、いつも以上に細かく納め方、方法、内容を決めていかなくてはなりません。

難しくもあり、それだけにやりがいもありますね。

午前中だと、天窓からの光のラインがくっきりと出ます。そこに壁が無いと出てこないものです。

こういう光をきらう方もいるかもしれませんが、私は面白いと思いますね。季節や時間によって変わった表情を見せてくれると思います。

屋根の取り合いから、防水、断熱・気密と、納まりに大変苦労した天窓ですが、苦労に答えてくれて、いい光を落としてくれています。

グレーチングの床

今日は朝一、電気工事の打ち合わせ。その後駐車場・庭工事の現場へ。雨が続いて作業する職人さんも大変です。作業する場所に水が溜まってしまうので、途中水中ポンプで排水してあげたりしました。

戻って設計作業を行いましたが、今日も納まりを検討しながら図面を仕上げておりました。雨の日は設計に没頭するほうがいいですね。

時々採用する納まりですが、FRP製のグレーチングを用いた床を、使ってみてほしいというご要望があり検討中です。

こちらは、KT邸の2階廊下部分の写真ですが、1階の明かりが漏れていい雰囲気になります。

通常は、吹抜けが作れない場合に採用しますが、やはりこんな雰囲気が作りたいということであれば、そこにあることが必然のように仕上げてあげたいところです。

さりげなく納まっていることが、一番いい感じなんですよね。

引き込み建具の納まり

今日は、朝一現場で大工さんと打合せ。いつもやっていることですが、施工図を描いては現場で確認と検討を行います。

今日は和室の造作材の検討をしました。大工さんといっしょに、細かく寸法と納め方に問題が無いかを詰めていきます。いつも同じではなくて、常に改良も加えながらベストを探っていきます。

 

参考に、今年竣工したKM邸での和室の納まりを紹介しましょう。

ダイニングの向こうに天井までの高さの障子戸を設計しました。

この建具、右側の壁の中に納まります。

全部引き込むと、建具が無いもののような一体感になります。

この建具、壁の手前側に出して納めるのなら簡単ですが、お客様の要望は、壁の中に納まること。それならと挑戦するわけです。

向こう側は収納スペースでもありましたが、そこに壁をふかして建具の引き込みのすきまを作って納めることにしました。

3本がぴったり納まるようにして、周囲の取り合い関係を整理していきます。

収納側のふかし壁がどれくらいの厚みがあれば構造的に持たせられるか、和室側の天井の廻縁がぶつかってくるし、ダイニング側の目透し天井もぶつかってきますので、それらを全てクリアしながら、違和感のない納まりを決めていきます。

建具を開けたときに同じ天井高であり、かつ仕上げが異なっています。なるべく枠をおとなしく見せるために、天井からのちりを少なくし、幅広のかもい溝を作らず、細いスリットにアングルで建具を滑らせるようにしました。

専門用語ばっかりでゴメンナサイね。建築の関係者には興味のある内容だと思いますが・・・。細かいこだわりは、自分が納得できるかどうかなんですけどね。

とにかくお客様の「これがやりたい!」に対して全力で取り組むことが、当社にご依頼いただいたことへの「倍返し!」ですね。

プロフィール

image
株式会社ライフ・コア デザインオフィス
〒918-8201
福井県福井市南四ツ居町1-121
TEL. 0776-54-5152

最近のエントリー

最近のコメント

カテゴリー

月別アーカイブ

年別アーカイブ

検索